先日21日から23日にわたってロボカップジュニアジャパンオープン2014にスタッフとして参加してきました。
私はサッカーBライトウェイトプライマリの主審を務めました。今日はその感想を書いていきます。
全体の感想として気にかかったのは参加しているほとんどのロボットがサッカーBの新ルールに適応して作られていたことです。
第一に新ルールであるアウトオブバウンズ対策がされており、いかにも試合らしい試合が行われていました。
ルール通りに改良することは当然のことだと感じる方も多いと思うのですが、この適応は相当難しいんです。
一つルールが追加されるたびに選手は1からその対策を練らなければなりません。
ロボットの改良と共に新技術を開発するとなると相当な労力が必要になります。
それを成し遂げ、見事な試合ができるロボットを作る選手たちは本当に素晴らしいと思います。
審判をしていてその片鱗を見るたびに感動しました。
第二に二輪制御ロボットの性能が格段に向上していました。サッカーAコートと異なり、アウトラインがあるため、行動の自由の少ない二輪制御ではボールコントロールが難しいのですが、今回の大会を見ていると動きの悪い全方向移動型よりもよっぽどいい動きをしていました。
正直なところ「これ以上動きのいい二輪はいないだろう」と思わせるロボットもいました。
ライトウェイトでは二輪ロボットの活躍が見られ、大変楽しかったです。
二輪には二輪なりの面白さがあるのだと感じました。
最後に見たことのないセンサーを搭載したロボットが増えていました。どうやら各社から新型が出ているのみならず、それぞれのブロック長などの有識者がセンサーを開発し提供しているとのことです。
各社から出ているものよりも値段が安く、現場に合った性能のものが多く、驚きの精度を持っているものもありました。
北海道ブロックではこれらを開発している方がおりませんので、私も大会経験者として独自開発を行い、ブロックの選手たちに提供できるようにしたいと思いました。
今回の大会で初めてスタッフとして参加し、いろいろなことを感じました。そして大会の運営だけでなく、いろいろなかかわり方があるのだとわかりました。
1年近いブランクが出来ましたが、これからはできる範囲でロボカップにかかわり、後進の育成に役立てたらと思っています。
最後になりますが今年の北海道ブロックの成績について少し書きたいと思います。
一つ目にダンスセカンダリチャレンジでALL-INおにぎりが三位入賞を果たしました!
ALL-INおにぎりは直前までサッカー参加を予定していたらしいのですが、今年は断念し、ダンスの大会に参加したそうです。
短い開発時間の中で完成度の高い発表が出来るのは本当に素晴らしいことだと思います。
おめでとうございます!!!
二つ目に特別賞でS・Kエッグが埼玉県PTA連合会 PTA会長賞を受賞しました!
この賞は大会運営者が見て、特別の努力と貢献がみとめられるチームに贈られる賞です。
S・Kエッグは全国200を超えるチームの中で日頃のロボット開発の努力が認められたことになります。
おめでとうございます!!!
レスキュー、サッカーにおいては入賞こそ逃しましたが、レベルは確実に上がっているはずです。
地道な努力は確実に実を結ぶと私は信じています。
これからもがんばってください。